私たちのこだわり

餡へのこだわり

新たな菓子の創造… その中心にあんを
自然の恵みと美味しさをそのままあんに
あんは和菓子はもとより、身近な家庭料理に、そして今では洋菓子の材料としても、用いられております。人間の創造力はとどまるところを知りません。「新たな菓子の、創造…その中心にあんを」と言う事も、しばしばあります。
このような要望にお応えして、スイートポテト・パンプキンなどの製品が生まれています。いずれも自然の恵みをそのまま生かす事を基本に研鑽努力し、製品化しました。
この様な新しいニーズにも、伝統の技と柔軟な体制でお応えします。
種々多様な和洋菓子に 和菓子、洋菓子、パンを問わず、この分野の商品開発には目を見張るものがあります。そして近年、和洋折衷といわれるように、和菓子に限らず洋菓子等にもあんが使用されるようになりました。
日本文化の一つとして、和菓子を通して季節感を表現する手法が行われているように、パンや洋菓子でも四季に応じた商品作りを行っています。
都会化した暮らしの中では季節感が失われてしまいがちですが、お菓子やパンを通して季節の移り変わりを感じていただきたいという思いで、弊社では様々な季節に合わせた商品を開発、製造しています。
いわば、お客様の直営工場 どんなに安全で品質の良い製品を作っても、それだけで商いはできません。私たちは商品を通して人と人とのつながりを築くことが真の商いであると考えています。
そして、人とのつながりも商いも、それを継続させていくことが重要です。
弊社は大正9年の創業以来、多くのお客様や原料を支給して下さる業者様に支えられて今日に至りました。今後もそのご縁を大切にし、信頼やご要望にお応えするために、切磋琢磨して参ります。
商品開発から製造、デリバリーに至るまで、何でもご相談下さい。


日本人とあんとの出逢い
あんが日本の菓子の歴史上、初めて現れたのは、約1400年前・推古天皇の時代でした。輸入中国菓子の中に肉あんが入っていたことから、農耕民族である日本人は、小豆あんを工夫したものと思われます。
そして、今のようなあんが誕生したのは、室町時代の中期になります。室町時代末期より安土桃山時代末期にかけて、南蛮菓子の輸入が盛んになり、この時代に製あんの工夫が重ねられました。
こうして、江戸時代に入った頃には手作りの製あん技術とその原理は、現在とまったく変わらないものとなっていったようです。